社会人になって②

やりたい事が仕事にできない日々。

やりたい事は漠然とあっても、それをどうするかが分からず、なかなかこれという仕事に出会えず。

唯一パソコンが家庭に普及した2000年に、初めてのノートパソコンを購入してから、

パソコン操作にハマったので、偶然見つけたヘルプデスクの仕事に応募して、第二新卒で入社。

すぐに業務を覚えて評価をもらい、入社2年目で大型システム統合のヘルプデスク立ち上げを任されたし、社外にも仲間になってくれる人が現れる。広く仲間ができたはずだった。

でもずっと人との関わりができない事は変わらず。今思えば、結局人が刺激にしか感じられなかったのだと思う。毎日疲れを感じていた。

その後も社内でいいポジションをもらっても、自分なりの人との距離感の取り方が分からないので、同期や同僚とも関係が作れない。

どうしたらいいか分からないまま、苦痛が増えて行く。

30歳で逃げる様に、当時なんとなく付き合っていた大手のサラリーマンと結婚した。

結婚後も消えない思い

結婚は、結局経済的安定を無理やり獲得したのに過ぎなかった。

「仕事で成功したい」という想いは、ずっと消えずにいた。

自分が実現できる、だった。

でもできない、どうしてだろうと悩みに震えながら、無理した結婚生活との両立ができずメンタルがおかしくなりはじめた。

思い出したくもない状況を続けて、4年半で離婚、実家に逃げ帰る。

一度辞めてしまった後は、IT業界の早い流れには簡単に乗れず、気がつくとコールセンターのオペレーターでしか稼げないようになっていた。

離婚の間際にイベント現場のディレクターをするアルバイトを見つけたので、そこで頑張って転職したいと考えたけど、それも自分には色々と足りず、コールセンターのしごととのWワーク状態を長く経験。

自分を知ることができず、長い間刺激だらけの現場で働き続け、それでもお金は残らない、思い詰めていた2019年の春、ついに思い立ってコールセンター業から完全に足を洗おう、と急に決意した。

これも思えば、HSS型HSPの私だからできた決断の仕方だったと思う。